お問い合わせフォームはこちら

英語のリスニング力を上げる

TOEICのリスニング対策を中心に、リスニング対策について記載していきます

単語はわかるのに聞き取れない?効果的リスニング対策方法は?

こんにちは!雲海です。今回の記事ではリスニングの勉強を進めている人で、「単語はわかるのに理解できない」「流れてくる音声に理解がついていかない」人を対象に、

原因とその対策について記載していこうと思います。

 

 

聞き取れるのに理解できないのはどんな状態か?

皆さんは英語の勉強、特にリスニングの勉強をしている際に、「単語はわかるのに理解できない」「流れてくる音声に理解がついていかない」といった経験はありませんか?

最初の1文2文くらい英文が流れた時は、理解できたのに、途中から理解が追い付かない、発音されている英単語もクリアに聞こえているのになぜ?そんな経験です。

これは発音される英文に対して、聞き手の英文処理速度が間に合っていない状態にあります。

 

まとめ

聞き取れるのに理解できないのは発音される英文に対して、聞き手の英文処理速度が間に合っていない状態になっている

 

聞き取れるのに理解できないのはどんな原因が関係しているのか?

では発音される英文に対して、聞き手の英文処理速度が間に合っていないのはなぜなのでしょうか?それは聞き手が自由に使用することができる英語の幅が少なく、流れてくる文章がすぐ想像できないからです。


以下の例文を見て下さい。

 

・例①
How are you?
Nice to meet you.What is your name?
My name is Ken.What is your name?
My name is Sam.Nice to meet you too.

 

TOEICで400点以上取得できる人であれば、上記の英文をすべて聞き取ることが出来、状況も理解できると思います。これは文にすれば7文ありますので比較的長いですね。

 

では次の英文はどうでしょうか?

・例②

Man A「Excuse me. I'm lost.Could you tell me the way to Shinjuku station」

Guide A「Please look at this map.You are here now. So you go straight three block and  can see it on your right」

Man A「Thank you very much. Would you mind my taking this map?」

Guide A「Ofcorse not」

 こちらの英文は8文で上記の例文とほぼ長さは変わりませんが、先ほどの例文のリスニングよりはるかに聞き取りづらいと思います。これは例①に比べて、自由に使用することが出来る英語表現を超えてくるからです。例①の英文に出てくる、How are you?やNice to meet youなどは日本人の英語教育課程において非常に馴染み深い表現のため、話せる人も多いですが、例②のsee it on your rightやWould you mind ~ingなどの表現がぱっと出てくる人はそんなにいないのではないでしょうか?このようにぱっと表現することが出来る英語、つまり自由に使用することが出来る英語の幅が少ないと英文を理解するための処理速度が落ちます。

 

まとめ

聞き取れるのに理解できないのは,聞き手が自由に使用することができる英語の幅が少なく、流れてくる文章がすぐ想像できないから

 

英文処理速度を上げるにはどうすればよいのか?

 ではどのように対策するのが効果的なのかというと英文の音読だと私はおもいます。

音読をする際に注意点は3点あります。

  1. 各単語の発音だけでなく、リズムやスピードにも気をつけてみる
  2. 内容をイメージしながら読む
  3. 感情を込める

1.「各単語の発音だけでなく、リズムやスピードにも気をつけてみる」と実際の音声に近くなるのでやはり英文が聞き取りやすくなります。また1.2.3は完全に分離したものではなく関係があります。例えば1.3の関係を考えてみます。日本語でも怒っている時は早口になったり困ったりしたりすると、泣きつくような声になりますよね?同じように緩急をつけ、感情の起伏をつけて読むことでリスニング力も向上します。なぜリスニング力が向上するのかというと文が記憶しやすくなるからです。なんとなく想像できるとおもうのですが、人は面白いとか興味があるとか、イラついたとか,感情があるほうが,出来事を記憶しやすい生き物だからです。文が記憶しやすくなり、音読をすることで自由に扱える英語の幅が広がり、リスニング力が向上するのです。2の,「内容をイメージしながら読む」ですが、こちらは脳の記憶領域に関係しています。人間の脳は左脳と右脳を使いますが、右脳の方が左脳に比べると記憶領域が大きいのです。そのため右脳を使った対策が効果的な学習方法だといえ、内容をイメージしながら音読することはまさに右脳を使った学習方法なのです。

 

まとめ

英文処理速度を上げるには、音読が効果的である。音読する際には以下3つのポイントを注意する。

  • 各単語の発音だけでなく、リズムやスピードにも気をつけてみる
  • 内容をイメージしながら読む
  • 感情を込める

 

今回の記事は以上です。 最後までお読みいただきありがとうございました。

ではでは~